水素自動車の問題点・課題

従来の自動車と比較して「環境に優しい」「低騒音」「高効率」とメリット尽くしな水素自動車ですが、実用化にはいくつかの問題点・課題を解決する必要があります。

まず、水素を入手するのが容易ではありません。違う用途ならば特に問題はないのですが、水素自動車に利用するのであれば、少なくとも今現在使われているガソリンと同量かそれ以上の量が必要です。しかし、その大量の水素を一体どこから手に入れようというのでしょうか。

自然からの入手が困難であれば作り出してしまおう、という事になりますが・・・水素の生産過程において、二酸化炭素が若干発生してしまうのが大きな課題です。有害な排気ガスを出さない事が売りの自動車なのに、その燃料の生産過程で有害な二酸化炭素が発生してしまうのは、本末転倒もいいところです。

問題点・課題はそれらにとどまりません。環境面や効率面において優れた自動車であるという事は、それだけ生産コストも莫大なのです。1台あたりの価格は数十万や数百万どころの話ではなく、一個人が簡単に手に入れられるようなものではありません。リーズナブルな価格で普及するようになるのは、少なくとも10年20年先と言われています。